

SOLD OUT
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ほのかに広がる青さが果実味を強調し、鉱物的なミネラル感が全体を引き締め余韻へと繋がります。青さと果実味の調和はソーヴィニヨン・ブランの個性であり、氷見の丘陵地にある余川のテロワールでもその個性を発揮します。海風によって寒暖差が生まれること、果実成熟期の平均気温の高さから熟れた果実味が育まれます。また、秋雨前線によるヴェレゾンでの降雨による気象特徴や、砂岩泥岩からなる丘陵地の地質特性により、軽やかなテクスチャーと共に味わい深さがワインの土台となります。
年々平均気温が高く推移するようになり、2022年は特に暑さを強く感じた年です。これまでの経験の中で最も早いタイミングで収穫を行いました。レモンやグレープフルーツなどの爽やかな果実香、シャープな酸味とミネラル感が層をなすように口中に広がります。ほのかにオーク樽の風味が加わり奥行きのある、土地の個性が現れたワインに仕上がっています。まずは今のフレッシュな状態をお愉しみ頂きたいと思います。
【栽培】
植栽密度は1ha当たり3000本(植間1.5m、列間2.5m)と高密度な植栽はせずに、ダブルギュイヨ仕立てを実施しています。ソーヴィニヨン・ブラン独特の豊かな味わいが果皮に表れてくるタイミング(葡萄が黄色く熟してくる)まで成熟を待ち、収穫を行っています。ゆっくりと果実の成熟を促すために、房周りの葉を残し、房へ注がれる太陽光のバランスを調整しています。この取り組みにより、ブドウの酸味が保たれた状態で果実が熟し、ワインには熟した果実味と鉱物的なミネラル感がより一層際立ち、土地の個性が現れたワインに仕上がっています。
【醸造】
選果を行いながら手摘みで収穫。1晩地下セラーにて冷却し醸造に入っています。果房そのままの状態で空気圧を利用したメンブランプレス機を使用し搾汁。(ソーヴィニヨン・ブラン特有の個性を表現していくため極端な酸化を避け、フェノールの抽出を抑制しています)12時間のデブルヴァージュ、タンク底部の重たい滓を残し、細やかな滓と同時に上澄みを移動させ、ブルゴーニュ樽228ℓ(古樽3年~4年使用)で発酵、熟成は2000ℓのステンレスタンクに移し、シュール・リーの状態で4月までフレッシュな状態を維持していくように育成を行っています。春先に粗いろ過を実施し、ボトリングを行っています。
Alc:11.8%